新型コロナウイルス感染症と薬局

COVID-19が起こす薬局パラダイムシフト

数年前から、日経DIという薬剤師さん向けの電子媒体でコラムを書かせていただいています。

月に2回の掲載を目標に、その時々に思った内容をまとめています。

最近は行けていませんが、薬剤師さん向けの講演会などでお目にかかる多くの薬剤師さんは、

いつも、DIのコラム、読んでいますよ!とおっしゃっていただきます。ありがたいことです。

当初は、中国・武漢でちょっと困った肺炎が始まっている、という程度の認識だったのが

あっという間に広がって、4月には緊急事態宣言が出ることになりました。

それに伴って、対面が原則とされていた診療や服薬指導が、長く議論されてきたオンラインシステムに加えて

電話や有りモノの情報通信機器等を用いて行えるような時限的・特例的措置が出されました。

これによって、私の薬局も、かなり、大きな変更を迫られました。

変化は、誰にとっても好ましいモノではないのですが、その一方で、ピンチはチャンスの言葉の通り、

今までの閉塞感を打破するきっかけになる面もあります。

その一方で、私の診療の中でも、電話等再診が始まりました。実際に、自分で、患者さんの話を聞いて、「じゃぁ、処方箋は○○薬局さんに、ファックスしておきますね」という場面が、もう珍しくなくなってきました。

 

このファックスで送られた処方箋はどうなるのか、というのを、今度は逆に、自分の薬局に送られてきた様々な処方箋ファックスにどのように対応しているのかを、つぶさに観察し、実際に業務フローの最適化を図るためにはどうするのかを考えることになりました。

 

こういった経験をする中で、あぁ、こういうことが起こっているんだな、というのを、日経DIのコラム用に書いてみるかということで、書き始めたところ、ざざーっと頭の中身が出てきて、かなりの量になりました。

それで編集の方と相談して、新型コロナウイルス感染症と薬局というテーマでミニ連載をを行いました。

 

バラバラだと読みにくいと思いますので、とりあえず、リンク集で並べてみます。

よろしければご覧になっていただきたいと思います。(会員登録が必要です)

 

日経DI ミニ連載

新型コロナがもたらす薬局大変革「CIPPS」に挑む

 

第一回

新型コロナで医療機関が「行きたくない場所」に

薬局にとって業務の上流は、患者さんによる医療機関の受診ですが、そこで異変が起きていることを、まず押さえていただければと思います。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/hazama/202005/565518.html

 

第二回

新型コロナが薬局に引き起こした大きな変化

新型コロナウイルス感染症は、患者さんが医療機関に行かずに処方箋を発行してもらうという状況により、薬局にも大きな変化をもたらしました。そのポイントをお話します。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/hazama/202005/565527.html

 

第三回

「Withコロナ」時代に薬局が生き残る道は

Before Coronaの時代から、With coronaの時代に突入しました。来たるべきAfter Coronaの時代を見据えて、薬局のあるべき姿について考えてみましょう。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/hazama/202005/565534.html

 

第四回

薬局で取り組むべき新型コロナ3つの施策

過去30年起こってこなかった変革が、今、目の前で起こっています。この時期だからこそ、適時・的確に取り組むべき3つの施策についてお話ししています。そんなことも!?と思うようなことが、After Coronaの時代の薬局につながるきっかけになるのではないかと思います。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/hazama/202005/565554.html

 

第五回

「Afterコロナ」見据え薬局をバージョンアップ

来たるべきAfter Coronaの時代に向けて、薬局は変わらなければなりません。時代を知り、流れを理解し、目指すべき方向が定まれば、やるべきことは決まります。その一番のポイントは…。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/hazama/202005/565588.html

 

第六回

2020年は薬局パラダイムシフトの年

2004年に薬局に帰った私が、色々な場面に直面しながら、2006年に調剤薬局というビジネスモデルには、寿命があるんじゃないかと考え、まとめたのが「薬局3.0」という考えでした。それからすれば、2020年はまさに薬局パラダイムシフトが起こる年のようにも感じます。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/hazama/202005/565600.html