薬局は、変わる。薬剤師が、変える。
薬局のあり方は、人口動態や疾病構造の変化によって、当然ながら、大きく変わっていきます。
特に薬剤師の教育課程が6年制に移行して10年あまりが経過し、薬局・薬剤師のあり方は、大きく変わろうとしています。
ならば、薬局のマネジメント仕方も変わるだろうということで、薬局マネジメント3.0(評言社)という本にもまとめたのですが、
実際にということで、2年前から、主には薬局経営者向けのセミナーを4回シリーズで開催しています。
前回同様、今回も、大阪に九州からの参加者も含めて、19名の方に集って頂き、セミナーを開催しました。
薬局の現状を考えた上で、一体、何から手をつければ良いのか、視点を変えたり、自社の現状を見直したりというワークを行います。私の講義の内容を、一つのとっかかりにはしますが、自己別具体的に、自社ではどんな風になるのか、ということを、手と頭を使って、実際に考えて頂くのです。
そして、ある意味で一番効くのが、同じ薬局経営の転換点という場面に立ち会っている薬局経営者同士が、腹を割って話し合うということなのかも知れません。他の会社での実践例や取り組みは、私自身も、一薬局経営者として勉強になることが多いのです。そんなやりとりを続けていく中で、
4回が終わるころには、なんか、今回で終わるのは、さみしいし、もったいないというお声もいただくようになります
5時間のセミナー終了後には、場所を変えて、それぞれがさらに突っ込んだお話や、議論が交わされます。
私も、テーブルを周りながら、色々な方とさらにお話をするのですが、今回は最終回ということもあってか、みなさん、口々に決意表明のようなものも、私に伝えて頂きました。
薬局を変えることは、日本の医療が変わることにつながるはずだということを、医師の立場から言ってきましたが、やはり本格的に変わっていくためには、薬剤師自身が動かなければなりません。バイタルサイン講習会でも、そのことは申し上げてきましたが、今回のセミナーでは、社長さんが多いこともあり、さらにその意を強くしました。
また、春からは、東京と大阪、さらには、クローズの会になりますが、札幌でも開催して参ります。
全国に、この輪を拡げることができるようにがんばりたいと思います。頑張りましょう!