旭川と20度差!?

日本遠隔医療学会スプリングカンファレンス2019

雪深く、ピンと張り詰めたような空気の旭川空港から1時間半。東京羽田に降り立ちました。

 

そこから京急と東京メトロを乗り継いで、やってきたのがこの学会。

 

ことの発端は、年末頃にご連絡をいただき、先月大阪の事務所にわざわざお越しいただきました。

 

遠隔医療は20年以上の歴史があるそうです。確かに、私が宝塚市立病院で研修をしていた1999年ごろ、腹腔鏡胆嚢摘出術を、NTTの回線をつないで遠隔から指導して行うというのを、テレサージェリーと名付けて行ったことがありました。

 

インフラも、ハードもソフトも飛躍的に進化した今、遠隔医療というのは様々な分野で広がっていくのでしょう。

 

そんな中、安倍首相のお話でも突然出てきたのが「遠隔服薬指導」。名前は理解できるし、なんとなくイメージはできるけど、一体どうなんだ、ということで、ヒアリングにお越しいただいたということでした。

 

その戸惑い、わかります。だって、お渡しするまでの説明を遠隔でしますっていうと、遠隔でやることの意義はもとより、必要性にも疑義が生じるからだと思います。

 

そこで申し上げたのは、薬機法の改正で、薬剤師の服用期間中のフォローが義務化される方向で制度部会の話がまとまったということです。これが法的に定められれば、薬局や薬剤師のあり方は、飛躍的に変わります。そんな話をしていると、是非、2月3日のカンファレンスでお話して欲しいというオファーをいただきました。偶然か必然か、羽田乗り継ぎの便だったので、羽田ー伊丹便の時間を変更してお邪魔しました。

旭川とは打って変わって、春の陽気満載の東京。

 

セーターを脱ぎ、マフラーを外して、汗ばみながら

到着した会場は、なんてコアな、そしてアウェイな空間。

 

でも、それはAKYで渡すまでではない、というお話をして参りました。途中には色々と笑いも起こりましたが、

30分、講義が終わったあと、会場はしーんとしてw

 

まぁ、良かったのかどうなのか、わかりませんが、

専門家の先生たちが、遠隔服薬指導というものを考えられる時のネタになれば、良いなと思います。

 

終わってからちょっと時間があったので、会場の住所が湯島だったこともあり、Google Map片手に湯島天神に。

 

ここは、30年前、慶応大学医学部を受けて一次試験に受かりました。二次試験を受けに行ったときでしたか、家に公衆電話からテレホンカードで電話すると(携帯は、なかった!)、お礼参りに行ってこい、と。

 

そこで、はいと返事したのは良かったのですが、駅前のパチンコ屋にふらふら入ってしまって、結局、そこで時間がなくなり、行きそびれたのでした。

 

お詫びとお礼かたがたお参りしてきました。

お祭りの日で、出店はたくさんでており、人もあふれていましたが、ちょっとほっとしたお参りでした。