認定薬剤師試験

時代は変わりつつありますね

週末は、日本臨床腫瘍薬学会日本在宅薬学会の認定薬剤師の面接試験に東京に行ってきました。

 

前者は5年前から、後者は1年前から認定薬剤師制度を発足させていますが、そのどちらも、その制度をどうするべきかということを、色々な先生方とも話し合ってきました。そして、実際に面接にも立ち会ってきました。

 

そこで感じてきたことは、我が国の医療の現場で活躍する薬剤師のあり方は、変わってきたなということです。

 

どちらも第一回を開催した時には、もちろん試験をする方も慣れていないということもありますが、どのあたりに専門性があるべきかということが解りづらかったように思います。

しかし、1年1年、進歩してきたように感じます。現場で薬剤師としての専門性を発揮し、多職種と連携し、その薬剤師の活動がなければ、その患者のアウトカムは得られなかったという症例報告が多数聞かれるようになりました。
そして、そのような症例で共通しているのは、薬剤師がお薬を渡すまでではなく、のんだ後までフォローしているところにあると思います。

対物から対人へという患者のための薬局ビジョンは、昨年の厚生科学審議会・医薬品医療機器等制度部会の議論を経て、どうやら薬機法の改正に織り込まれそうですが、その方向性は、議論はあるとは思いますが、これらの症例を見ていると、まさにそうあるべきだと感じます。

 

日本臨床腫瘍薬学会の面接の翌日朝、皇居を走りました。私が一番、好きな場所で写真をとると、ちょうど、朝日が昇ってきたところでした。

 

時代は変わっていく!

 

そんな心象風景だったのかもしれませんね。