1年の締めくくりにあたって。

今年もありがとうございました。

2017年の酉年が終わります。

今年も、なんとか終われます。ありがとうございます。

 

仕事の軸としては、大きく分けて3つの柱が整いました。

 

1つは、医師としての仕事です。

180床の地域病院をどうするのか、というテーマに

取り組んできました。

 

医師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、看護師、

そしてソーシャルワーカーとともに

回診することは、私自身がイメージとしては持っていましたが

なかなか、具体的にどうすれば良いのかということが

見えてきました。この取り組みは、今後も続けていきます。

 

また、その中で、薬剤師のあり方を変えていくこと、さらには、

本当の薬薬連携とはどうするのか、ということにも

取り組むことができるようになりました。

 

地域包括ケアシステムについて、どんな風にすればよいのか、

また、現場で取り組んでいきたいと思います。

もう一つは、講演活動です。

 

今年も、全国各地に呼んでいただきました。

学会、薬剤師会、薬局、の勉強会や

薬学部での講義などはもとより、

最近は、医師会や地域連携の会など、

多職種の会でもお話させていただく機会を

いただきました。

 

また、母校の特任准教授としての立場をいただき

5年生を対象に講義することもできたのも

印象深かったです。

 

薬剤師の立場や在り方を、医療全体から考えて

わかってきたことをこれからもお伝えし、

ご一緒に考えていきたいと思います。

 

来年も、もうすでに、70を越えるご依頼を

いただいております。また、お近くに参りましたら、よろしくお願いします。

 

3つめは、日本在宅薬学会理事長としての活動です。

9年目に入った、バイタルサイン講習会は、

今や全国で開催されるようになり、受講生は

4000名を上回っています。

今や、薬剤師によるボディタッチを悩む時期では

無くなりましたが、今後も、その位置づけを

さらに明確にしていくためにがんばっていきます。

 

今年の学術大会は、井手口直子大会長、奈良健実行委員長

のもと、パシフィコ横浜で開催され、おかげさまで、

1600名の方にご参加いただきました。

また、認定薬剤師の育成、パートナー制度の構築、さらには、漢方セミナーの充実と、パートナー向けへの展開など

これからの薬局・薬剤師の在り方を、在宅をきっかけに考え直すという取り組みを進めてきました。

来年は、同時改定の年でもあり、さらに、多くの薬局・薬剤師・非薬剤師スタッフの方々にお伝えできるように、

活動を広げて参ります。

4つめは、ファルメディコ株式会社代表取締役社長としての

仕事です。

 

外科医としての活動を一旦離れ、

「新しい医療環境の創造」を目標に掲げ、

医薬分業の時代に医薬協業を目指そうと二次創業して

13年になります。

 

紆余曲折がありましたが、ようやく

社会貢献性・社員のやりがい・採算性を

鼎立させた会社作りが少しずつ可能になってきました。

 

これも、今までの、そして、現在のスタッフたちに

心から感謝するとともに、来年以後、様々な変化がある

とは思いますが、百聞は一見にしかずを実践していけるよう

頑張っていきたいと思います。

振り返ってみると、

本当に色々あった1年ですが、

さらに、今後につながりそうな

転機の1年になったのかも知れません。

 

本を1冊と、各種の雑誌連載、

日経DIでのコラム、

docomoのiコンシェルでの連載など

様々な執筆活動も行うことができました。

お読みいただいた方、ありがとうございした。

 

また、趣味のように、出張先でも

走りました。アプリによると、

今年は、465kmほど走ったようです。

 

昨年以上に忙しかったことや、一時的に足を痛めたことも有り、昨年の810kmには

及びませんでしたが、来年も、

太らないように、食事と運動に気をつけたいと思います。

いずれにしましても、

今年も1年、ありがとうございました。

 

4度目の年男も

なんとか無事に終われそうなのも

皆様のおかげです。

 

来年は、どんな年になるかは

わかりませんが、

とりあえず、薬局業界そのものは

激変の、エポックメイキングな

1年になりそうです。

 

身体に気をつけて、

また、前向きな精神状態も保ちながら、

来年を、楽しく乗り切っていきたいと

思います。

 

FBによると、今年、500名の方と

新たにつながったそうです。

 

皆様、本当にありがとうございました。

 

どうぞ、よいお年をお迎えください。