この冬は

 

暖冬かと思いきや、クリスマスごろから一気に寒くなりました。先日は、最低気温が氷点下となる「冬日」になったと報道されていました。夏日というのは、毎年のように聞きますが、冬日というのはあまり聞いたことがなかったので、少し驚きました。

 

しかし、僕が小学生の頃。もう30年も前のことになりますが、今よりももっと寒かったような気もします。当時、子どもはみんな半ズボンで、僕も両足を出して走り回っていました。寒かったですが、それが普通と思っていました。

 

当時、私の母が切り盛りしていたハザマ薬局に小学校から帰ってくると、お店にいらしていたお客さんが「いや〜、あんた。寒ないの!?」といいながら、僕の太ももをぱんぱんとたたかれることがよくありましたが、懐かしい思い出です。

 

真冬は

 朝、起きるのがつらくなりますよね。そういえば、うちの父が、僕たち兄弟(僕には弟がいます)が寝ているところにやってきて、「お、雪や」といったことがありました。いつもは、布団の中でうじうじしているのが常だったのですが、このときばかりは、僕たちは「えっ!?うそ!?」とびおきて、窓のところに駆け寄りました。

 

そうすると、なーんにもなくて、父がにこにこしていたということがありました。もっとも、この方法は1回しか効きませんでしたが…。雪が好きなのは子ども共通なのかも知れません。うちの子どもたち(小学校6年生と4年生)も、雪が少しでもちらつくと歓声をあげて外へ飛び出していきます。

 

ただ、大人になると、雪って少々やっかいですね。いや、かなり、というべきでしょうか?

電車や飛行機は遅れるし、道路は凍るし、足もとは滑りやすくなるし。

 

今から、10年ほど前ですが、大阪府立病院(現 大阪府立急性期総合医療センター)に勤務していた時にも、受け持ち患者さんの手術当日の朝に、大雪のため、車で移動することができなくなったことがありました。もちろん、一面、雪で、道路も凍っていて、自転車もコワイ。仕方が無いので、家から病院まで約40分ほどかかったでしょうか。必死に走っていったことがありました。病院について、そのまま手術室に直行。外は寒かったですが手術室の中は、結構あたたかく、汗が噴き出たことを思い出します。ホント、雪って困ります。

 

とはいうものの、雪の金閣寺とかは、風情があって、好きなんです。人間って、勝手なものですね〜。