考えること

この世で一番の重労働

 

それは、考えることだそうです。それが証拠に、考えている人は極めて少ない、というのは、確か、ヘンリーフォードの言葉だったような。

 

ココ掘れ!といわれて、一生懸命掘る。これやれ!といわれて、一生懸命やる。これ運べ!といわれて、一生懸命運ぶ。

 

もちろん、肉体的には、重労働なんですが、その実、考えなくてもよい、ということのようでした。

 

ダチョウの話

 

あと、印象に残っているのが、ダチョウの話。

 

ダチョウは、大変な危機が押し寄せて怖くなると、地中に顔(というか、頭)をうずめるんだそうです。差し迫る危機が、見えなくなるということですね。

 

これも、ウソかホントかは知りませんが、話としては、色々と考えさせられます。

 

実は、この2つの話は、医師から転身するときに、もう何度も何度も何度も何度も、頭の中で反芻していました。

 

医療においては

 

今の医師のあり方、働き方、医療のあり方、日本の医療保険制度に社会保障制度。どれも、考えると本当にしんどくなってきます。頭を抱えたくなることもありますよね。んが、しかし。

 

考えることから逃げちゃいかん、

また、迫り来る危機から目をそらしてはいかんと、8年ほど前でしたか思いました。

 

診療をすることは、医療の基本であり、そこで真摯に患者さんと向き合い、医療の腕を磨き、最高の医療を提供することは、すばらしいことです。僕も、それが大好きですし、今も、医療の現場では、患者さんに全力を尽くそうとしています。

 

しかし、そのことに没頭しすぎては、いかん、と思うのです。考えることをやめても。

 

まずは、目の前の患者さんのことで精一杯で、これからの医療のことなんか考えるヒマもない。

 

そう自分が思ったときに、この2つの話は、ずしーんと来ました。

 

 

で、今。

 

また、結構、仕事が詰まってきてたんですね。これからを考えることが出来ないくらいに、忙しかったのかも知れません。

 

今年は、余裕を持って、仕事をしなくては…と思っております。

 

 

1日、事務所に座って仕事をしていて、デスクワークが進んで、TODOリストからいくつかのタスクが消えて、思ったことでした。

 

おしまい。